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LIFE,LOVE&PAIN

Archive2017年12月 1/1

風邪にやられる。

さてその後、咳はどんどんひどくなり、身体もだるくなって、ようやくわたしは、「風邪をひいたんだ」ということに気がついた。この10数年間、たぶん一回もひいていないのに。これは、慣れない父の看病で、疲れて免疫力が落ちたに違いない。免疫力って、バカにならないものだと、ある看護師さんから聞いたことがある。それで、昨日も今日も、しんどいわ苦しいわで、父の看病のことを考えると、目が回りそうなのである。母にしっか...

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疲労の極致

もう、ぐったりなのである。末期ガンの父の在宅ケアが、いよいよ最終に入ってきた。父は、なまじ意識があるだけに、要求が多いのだ。「水」「トイレ」「足が冷たい」「身体を掻いて」、ほんとうに2・3時間ごとに呼ばれる感じ。わたしはここにきて、ひどい風邪をひいてしまい、自分の不注意とはいえ、身体が辛い。まったく、訪問看護なんて受けるもんじゃないよ。訪問看護を受けるということは、その人の人生最大の危機に、寄り添...

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最期の抵抗

いよいよ、父の容態が悪い。そのことを、父自身も知っていて、死の恐怖に怯えているようだ。麻薬でうつらうつらしているが、しきりに「おかあさん、おかあさん」と母を呼ぶ。ベッドの端をずっと握りしめているのを見ると、世界が壊れて、足元が崩れるのが怖いんじゃないかな。わたしは、人の死に立ち会ったことはないが、それはどこかに書いてあったように、美しいものではなかった。ヒトには死にたくないという本能がある。それが...

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死への恐怖

昨日は、父が麻薬で、あちこちを彷徨っているところに付き合っていた。どうやら数秒おきに、ぱあっと夢が現れたり、現実に戻ったりしているようだ。現実に戻ったとき、なにかを訴えていることが多い。それがなんなのか、察知するのが難しい。身体全体をもぞもぞさせているので、なんだろう? と思ったら「暑い」だった。さらに、まだ足をもぞもぞさせているので、「これにも何か意味があるの?」と尋ねたら、今度は「足を伸ばして...

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悪夢の連続

昨日も、一日中、父は苦しんでいた。身体じゃない、精神の方だ。麻薬を使い始めて数日間、身体が動かせないうえ、起きている間じゅう、死の恐怖に怯えなければならないので、いくぶんあたまがおかしくなっているんじゃないかと疑う。これが父か・・・。自我が剥がれ落ちて、生への執着をあらわにしている死に際の病人。本人の自尊心の保持のためにも、やはり在宅看護はすべきじゃない。わたしは、あんまり疲れたので、かねてから来...

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父のスライム化

昨日、実家に妹が帰ってきたので、わたしはマンションに逃げてきた。父の看病があったが、母は2日ぐらいいてもいいと言ってくれたので、どうしようかと考えているうち、次第に喉の奥がつかえてきて、わたしはゲエゲエとえずき始めた。死に際の父の、醜いまでの生への執念を思い出すと、止まらないのである。ほんとうは、わたしは二度と父の元へ帰りたくないのだと分かったので、私は実家へ電話を入れて、震える声で「吐き気がするね...

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幕引きのとき

瀕死の父の唸り声から逃れて、自分のマンションに辿り着いたわたしは、スマホゲーム「どうぶつの森・ポケットキャンプ」をやりながら、死の体験というものについて、ずっと考えていた。死・・・、死ぬときの感じって、どんなだろう?父みたいに、死にたくないと言って、わあわめ土壇場でわめく人は、もしかしたら死の覚悟ができていなかったのかもしれない。彼は写真などの整理をして、過去の精算はしていたが、先のことを考えていた...

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リビングウィル

朝から、精神科の診察に行く。そしてH先生に、その後の父の様子を話した。「(実家から)マンションに逃げたら、吐き気がなくなりました。父は、もう点滴を外しました」「意識はないの?」「あるかもしれません。呼びかけたら少し動きますし。動かれへんのって、しんどいですよね」「うーん」先生は、もちろん自分の患者のことではないので、あまり深く追求せず、「いまどき在宅看護は珍しいな」と言った。「そうなんですか? で...

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父のラストスパート

父はもう、完全に植物状態になってしまった。自ら意思表示をすることはなく、ときどきゴウゴウと大きな息をしているだけである。しかし、今朝なんとなくうめき声がしたような気がしたので、父の部屋へ入ってみると、大量の吐瀉物があった。慌てて母を呼び、二人でなんとか片づける。その後、看護師さんが来て、バイタルチェック等をしたあとで、「これだけ尿が出てたら、まだまだいくわ」と言った。わたしと母は、「もうだいぶしん...

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父のお通夜

おととい12月9日午後1時4分、父が亡くなった。午前10時半に看護師さんが来て、バイタルチェックをしたあと、わたしと母が昼食をとり、再度父の様子を見に行ったところ、彼は息をしていなかった。あんなに荒く呼吸していたのに、なんだか急に止まった感じだ。しかし楽になれて、ほんとうによかった。母はさっそく親戚やご近所に連絡してまわり、葬儀屋にも話をつけ、それから慌ただしくなった。わたしも母の手伝いをしたが、彼女ほ...

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葬式のあとで

昨日無事、父の葬儀が終わった。帰宅してから、どっと疲れが出て、母とお茶を飲みながらあれこれ話をする。「それにしても、さすがにちゃんとした葬儀屋さんにお願いしたら、立派なものになるなー」「ホテル並みやったね」「それに、来る人は親戚ばっかりで、お父さんの望みどおりのお葬式になったわ」それから、「やっぱり淋しくなるわ」と母は言い、わたしは「これからお金あんの?」となんかちぐはぐなことを言った。「お金? ...

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母と二人の生活

今日は朝8時半まで寝ていた。正確に言うと、4時半に起きて、1時間ほどスマホゲーム「どうぶつの森・ポケットキャンプ」をやったあとで、また寝たのである。父のいなくなった家は、がらんとして、いままでとまったく違う。母は、しゃべってはいるが、ときどきぼーっとして、まったく元気がない。しばらくはこんな日々が続くんだろうな。55年間続いてきた関係がなくなったんだから、無理もない。わたしは、身体がだるくて疲れて...

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父の死と残務処理

昨日は父の介護ベッドを返し、母と保険などの書類整理に追われていた。父は、ガンとわかる直前に、なにを思ったか保険を一部解約してしまったそうで、母はそのことでぶつぶつ言っていた。「でもまあ、お父さん、葬式代も財産もちょっと残してくれたし、よかったわ」「財産?」「まあ、なんとかなるわ。大丈夫やろ」「・・・」働けないわたしにとって、親の財産がどのくらいあるかは、将来のために重要だ。いくら持っているのか知り...

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重苦しい日々

朝、8時半まで起きられない。ちょっとした悪夢というか、眠りが覚めた頃に、父の死が思い浮かんで、重い気持ちになる。人が死ぬっていうのは、やっぱり不幸なことだな・・・。母もその時刻くらいまで起きられないようで、2人で遅い朝食を摂った。今日の予定は・・・、とお互い確認し合う。この日は、わたしが美容院で、家の用事は、家具を大型ゴミに出すことだった。午前中に、古いベッドや椅子を、女手2人で担ぎ出した。わたし...

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仏壇の移動とか

今日は、葬儀屋が来て集金をしていった。高い・・・、父はまだ家族葬がなかった頃に、葬儀屋に積み立てをしていたので、小さな葬儀にならなかったのだ。しかし、大分から大阪まで、はるばるお通夜と葬式に来てくれた高齢の親戚たちのことを考えると、これは致し方ないと思われる。葬儀屋は、集金だけでなく、今後どうすればいいのかまで教えてくれるサービスをしていた。それによると、まず市役所と日本年金機構に電話するようにと...

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突然の親戚来訪

今日の昼過ぎ、突然、母が一階で奇声を上げたので、思わず見に行ったら、なにやらいきなりの客人が来られたようだった。なんと、田舎から来た遠縁の親戚二人である。一人は、母方の叔父で、もう一人はその息子だったが、息子の方はわたしは知っていた。はるか昔、わたしが高校時代に、その人は大阪の大学に在学中、一時的にうちの家で寝泊まりしていたことがあるのだ。わたしは、お通夜・葬式のときと同じく、お茶くみ係となって、...

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外出がしたい。

母に、「最近、外食してないな」とつぶやいたら、彼女は警戒するように「そんなまだ」と言った。喪中に外食したら、不謹慎なんだろうか。まあ、彼女にとっては外出は一大イベントだから、そういうのはいまは控えた方がいい、という考えなのかもしれないが、わたしはふつうに外出したいので、この閉塞感は疲れる。「日本年金機構に行くとき、なんか食べればいいやん」と彼女が再び言うので、わたしは焼肉とは言わずに、「牛丼が食べ...

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母との別居を考える。

話が、急展開したのである。昨日母が、自動車の名義変更をするからと言って、わたしにサインを求めてきたのだが、実際車に乗るのは叔父なので、わたしはそれを断った。すると彼女は、尋常ならぬ怒りようで、「もうあんたには永久に頼まん!」と、書類を机に叩きつけ、金切り声で猛り狂り、ドアをけたたましく打ちつけて、家中に不満をぶつけたのである。そして、わたしは思い出した。彼女はもともと気性が荒く、自分の思う通りになら...

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寒気のする話

昨日わたしはマンションで、今後について深く深く考えていた。母と別々に暮らすのは、経済的にとても怖い。しかし、父が亡くなったあとの、過去から甦った横暴な母は、恐ろしくて一緒に住めない。しかしわたしが心配するのは、いまのマンションの維持なのだ。このマンションはわたしの持ち家だが、病気になってからローンが払えなくなり、父が肩代わりしてくれた。一度、売ろうかどうしようか話していた時、父は「あれは、絶対売っ...

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母の狂気

昨日も、オッドマンチェアに座って、深く深く考えこんだ。結局わたしは、マンションを死守したいのだ。それにはどうすればいいのか、考え抜いた。そして、一筋の光が見えたのである。名義変更だ。ただ調べると、その贈与税は、おそらく母には支払えないであろう額だった。なにしろ、いま住んでいる実家は、空き家物件になりそうな代物で、お金にならないのである。そこでわたしは、マンションの名義を裕福な妹に変え、そこに母が住...

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マンション暮らしと猫

昨日は、ほんとうに久しぶりに、一人で料理したのだが、あまりにもできないので、真っ青になった。材料を前にして、なにをすればいいのかわからない、次はなにを出すのかわからない、考えているとボーっとしてきて、次第に身体がフラフラして、ああ駄目だ~しんどい~、となって、結局2品作るつもりが1品になってしまった。こんな状態で、どうしよう!!ほかの家事は、絶対手が回らない!!わたしは、いや、どうしようでは済まな...

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実家の母とわたし

昨日は、実家へ一泊した。すると、いままでの母とわたしの力関係が、ガラッと変わって見えるのである。いままでは、母が一軒家の主で、わたしは単なる居候だった。しかし別居してみると、わたしは、隠居している母の元に、時々やってくるお客さんになったのである。母は、自分のことばかり一方的に話すのではなく、わたしの話も聞いてくれた。そしていままでの、養ってやっているのだという、なんとなく横柄な態度が消えたように思...

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日常生活のリハビリ

なんだか1日が、あっという間に過ぎた日だった。朝食にアイスクリームを食べ、昼食はトースト、昼からは、100円ショップで雑多な物を買い、スーパーで買い物を済ませて、夕食には白菜シーチキンを作って、それまでの残り物と一緒に食べた。わりと満足する。それにしても食費って、自分で作ったら、ものすごく安くなるものだなあ。この日一日の食費を計算してみたら、5・600円ぐらいじゃないのって感じだった。白菜が78円で、シーチ...

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防災に目覚める。

昨日は、なぜだかいきなり防災に目覚めた。たぶん気がついたら、マンションの中に災害時の食料がなかったからだ。わたしは、災害時の食料ってどんなのがいいんだと考えた。乾パンだなんて芸のない・・・、わたしならリッツにするな。それにしても、主食はどうするのだろう。同じ理由で、サトウのご飯なんて買う気がしない。わたしは、「こんなの、カセットコンロで普通に米を煮ればいいんじゃないか」と思った。炊飯器のない国では、...

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生活に疲れる。

昨日の夕食は、豆腐が余っていたので、麻婆豆腐にした。わたしは、麻婆豆腐が好きである。実家を出てから半月ぐらい経つが、生活はなかなか快適である。静かっていいなあ。うちの母はおしゃべりで、いつもわあわあ騒がしいので、ほんとうにうんざりしていたのである。それだけならば、実家を出る理由にはならなかったが、小さい頃から続いた、理由もないのに叫び声をあげて怒るという性癖が、父の死後出てきたから困る。あれだけは...

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年末に思うこと

今日は、年末ということで、スーパーで母と買い物をしたあと、実家へ戻るはずだったのだが、母が風邪をひいたということで、予定が明日に変わった。なんとなく、寿命が一日延びたという感じで、ほっとする。母とは、小さい頃から性格が合わなかったので、大人になったいまでも、いわゆるスープの冷めない距離にいるのがいい。実は冷めてもいいんだけど、向こうも高齢なので、あまりに遠くへ行くと、なんとなく良心が咎める。とりあ...

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いろいろあった今年

昨日、自宅マンションから、実家へ帰ってきたのである。有難いことに、母は風邪をひいており、いつもの半分くらいのパワーしかなかった。キンキン声でしゃべられなくて済むので、楽である。そうして、夜はおでんを食べた。年末年始は、特別なものを食べず、雑煮以外はふつうにする予定である。「そば、いつ食べる?」とわたしが聞いたら、母は「明日の昼、食べよう」と言った。そばは、平常でも食べているから、これは年末行事とは...

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