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母の狂気


昨日も、オッドマンチェアに座って、深く深く考えこんだ。
結局わたしは、マンションを死守したいのだ。
それにはどうすればいいのか、考え抜いた。

そして、一筋の光が見えたのである。
名義変更だ。
ただ調べると、その贈与税は、おそらく母には支払えないであろう額だった。
なにしろ、いま住んでいる実家は、空き家物件になりそうな代物で、お金にならないのである。

そこでわたしは、マンションの名義を裕福な妹に変え、そこに母が住んだらいいと思った。
わたしの障害年金が途絶え、生活保護が必要となったことを考えたプランである。
母にとっては、いまの家では、じきに買い物もできなくなるので、むしろそうすることが望ましい。
そして母が亡くなれば、妹はマンションを手に入れることができる。
母は、あこがれの超便利なマンションで余生を過ごすこととなり、わたしは生活保護を受給して、身の丈にあった生活をする。

こうすれば、一家としてマンションを他人に手放すことはなく、死守したこと言えるのではないか と思った。
そこで今朝、そろそろ怒りもおさまっているだろう母に電話したのだが、なんと母は驚いたことに、まだ怒りを納めていなかっだった。

「いまはまだ忙しいから!」「自動車保険のあれ、あんたがいいとおりやっといたからなっ」
電話口から、ブルブルと怒りが伝わってきて、わたしは思わずゾクッとした。
怖い・・・!
いったいこの人、どういう人?

つくづく、この鬼のような母を制御していたのは、亡き父だったのだと痛感した。
わたしはこの人と、これからずっと付き合っていけるのだろうか。
妹とは決裂しているし、相談はできない。
なんだか、海の中に浮いてるようなゾクゾク感がある。

わたしは、先の事ばかり考えていて、もし障害年金が落ちたらどうしようとクヨクヨしていたが、そのときはそのときで母をあてにせず、諦めるしかないと思った。
だが、マンションは死守しなさいと言った亡き父の言葉が、とても引っかかる。
いま父に、「お金がないねん。どうしたらいい?」と聞いたら、彼は間違いなく「お母さんに聞きなさい」と言うと思う。
でも、そのお母さんが、猛り狂っているその姿を、父は知っていただろうか。
この鬼の形相は、おそらく父の前では出さなかったのだ。

実は、いまも動揺している。
夫が死んだら、鬱になる人は知っているけれど、あんなふうに叫び散らす人なんて、聞いたことがない。
何か異常なものを、垣間見ているような気がする。
とても怖くて仕方がない。
由巳ゆみ.
Posted by由巳ゆみ.