LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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キチガイ認定

piero

昨日は、診察日だった。
わたしは、H主治医に「お金がお金が、ってなって、困ってるんです」と伝えた。

すると、H先生はあっさりと、「僕が(障害年金)2級(の診断書)を書いてあげますよ」と言った。
「○○さん(わたし)のことは、僕が一生面倒見てあげますからね」
「でも、よくなったら3級に落ちますよね」
「そのときは働けるんだから、作業所で働けばいいでしょ」
「作業所は無理です!」

そのあと、「企業年金が何万円で」とか訴えたが、H先生はほとんどスルーで、「先のこと考えても仕方ないでしょ」と言いながら、カルテを書いた。
わたしはとりあえず、次の審査は2級が通ると聞いて安心したが、同時に違和感を感じていた。
H先生のあの態度――、なんだか、「は? あなたは2級でしょ。3級はありませんよ」と、医師の診断を、包み隠さず放り投げたという感じなのである。
それでわたしは、「もしかして、自分は思っている以上に悪いのでは」と胸がざわざわした。
前回の診断書も、あまりにひどい精神疾患者像に驚愕したのだが、読んでみると全部自分だったのだ。

薬局から出て、道路を歩きながら、わたしは「デイケアの障害年金2級の人たちは、みんなどっか変だけど、わたしもあれと同じなのかな・・・」と真剣に考えてしまった。
いままでわたしが辿ってきた道が、彼らと同等かもっとひどかったのは、だいたい言えると思う。
無理を重ねて倒れてから、双極性障害だけじゃなく、解離性障害を起こして、記憶もなにもかも無茶苦茶になり、10年間ももがき苦しんでは入院を繰り返し、暴言暴力、社会性の喪失、日常生活の困難、――これは決して軽い精神病患者とはいえない。
元気に働いていた頃の写真のわたしを見ると、不思議な感じがする。
この人はわたしより若いけど、ちゃんと社会で交流できて、誰からもまっとうな人間と扱われていたんだな。

H先生が、「○○さん(わたし)のことは、僕が一生面倒見てあげますからね」と言ったのは初めてではなく、じつは3回目くらいなのだが、とすると、H先生は早い段階から「この患者はもうあかんな」というふうに、見立てていたのだろうか。
精神病は、なかなか自分を客観視できないから、H先生がわたしに何を見ているのかわからないが、やっぱりわたしはデイケアにいる人々と同じように、健康な人からみれば「精神病だ、この人・・・」みたいな感じなのかな。

思うけど、当然ながら、お金はタダでは絶対もらえない。
日本年金機構だって、出し渋っているんだから、出さなくていい人に年金を出すはずがない。
つまり、H先生に永久認定みたいな形になっているわたしは、悪い言い方をすれば「死ぬまでキチガイ」ということなんだろうな。
H先生は名医だから、たぶん間違いはないだろう。
お金があると安心するに決まっているけど、引き換えにしたものは、人生の半分以上といっていいと思う。

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