八方塞がりのときは

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昨日は、哲学者のように一日中、考え事をしていた。
というか、最近ずっとこれだけど。

精神障害者として、これからもずっと人から見下されて、一人で生きていくなんてしんどいな・・・、とふさぎこんでいると、ふと数年前に自殺した身体障害者のMを思い出した。
彼もまた、たった一人で、自分の生きている価値を見出すために、あらゆる模索をしていた。
車椅子バスケだのダンスだの・・・、でもどれも彼には合わず、「俺はもともと運動は嫌いやねん!」と吐き捨てていた。
それもそうだ。車椅子に乗っている人すべてに、バスケを勧めるなんて、個性を無視しているよな。

その後彼は、「話し相手がいない」という悩みに囚われた。
「NPO法人におらへんの?」と尋ねると、「あんなん、おばちゃんばっかりや。俺は、男の話がしたいねん!」と言った。
これもごもっともだ。
とくにMは、政治経済の話が大好きで、某国の悪口を叩くのも好んでやった。
要するに、彼は健常な男がやっていることがしたかっただけなのだ。
障害者の悩みって、表に出ないところにいろいろあるんだね。

だがわたしは、彼がいなくなってから「もう少し待てばよかったのに」と思った。
彼は脊髄損傷を負っていたが、ES細胞がこれから活用されれば、もしかすると下半身が動く日が来るかもしれない。
また、いまは人工知能だって急速に発展しつつある。
おしゃべりロボットなんか、すでにセレブが使っているらしいし、これはおそらく実用化されるだろう。
何年でも辛抱強く待っていれば、世の中が勝手に変わるから、いずれ道は開けるのだ。
四方八方塞がってどうにもならないときは、じっと動かずに耐えるのも一つの手だろう。

そこまで考えて、わたしは「そっか。いまのわたしもそのときだ。何もしなくていい。もしかしたらいつか、双極性障害を治す薬ができるかもよ?」と納得した。
双極性障害を治す薬か。ほんとうにできたら、夢のようだな。
もとの自分が戻ってくるなんて、こんなに有難くて嬉しいことはないよ。
こんなの、お金じゃ替えられない。
とにかく、それは叶わないとしても、いまはじっとしていればいい、その方針が決まっただけで、わたしは一段落することができた。

それからわたしは、ダラダラとBSを見ていたが、やっぱりテレビはわたしの肌に合わないな。
これから、じっと耐える生活をより居心地よくしていかなきゃな。
そのへんは、音楽を聴いたり観葉植物ユッケを見たりしながら、ゆっくり考えようと思う。

プロフィール

由巳ゆみ.

Author:由巳ゆみ.

2000年うつ病、解離性障害と診断される。
2010年うつ病から躁うつ病と診断名が変わる。
現在は精神障害者として一人闘病生活を送っている。
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