診察室でペラペラペラ

flower_kare

今日は診察日だった。
今朝も、磁気パルス爆弾の恐怖に怯えていたわたしは、H主治医にそのことをぺらぺらしゃべった(←軽躁になっている)。

「一日中、落ちたらどうしようとか、そんなことばっかり考えてて、しんどいし怖いんです」
「うーん」
「ぼーっとしてて、いつの間にかカーテンが引かれてるとか、料理ができてるとか、うわの空なんです」
「もったいないなー。障害者特別枠で仕事したら? 年金落ちへんで」
「15年間も、毎日服着替えて外出するってことしてないのに、無理ですよ」
「慣れるやろ」
「でも、就職したからには試用期間というわけにはいかないですよね・・・」
すると、H先生はいつものアレを出してきた。

「デイケアに行ったら・・・」
「障害者集団って嫌なんですよね・・・。ろくなことないですよ」
「あんたかって、ムチャクチャなときはムチャクチャやないか」
「そういうときは外に出ませんし。それに、患者さんもそうですけどスタッフの方もね・・・」
軽躁にあるわたしは、言わない方がいいなーと思っていたことを、またペラペラしゃべってしまった。

「このまえ、受付で自立支援法の書類を書いたとき、看護師さんに”年金額は?”って訊かれたんですけど、手元を見たらもう97万円って書かれてるんですよ。こんなに少なくないですよって言ったら、もう一人と顔を見合わせて”空欄にしときましょ”って。この人、あたまがおかしいから、どうせ間違ってるに決まってるってことですよね」
「誰? それ」
「最近来た人の方ですよ。それと××さん」
「気にし過ぎやって」
「わたしが問題視してるのは、最初の数字なんや? ってことですよ」
「いまおる看護師?」

その後、わたしは2週間前に考えていた「精神障害者の立場は怖い」という件をペラペラしゃべり始めた。
なんだこれは・・・、ほんとうにしゃべり出したら、加速がついてペラペラペラ・・・、自分でもおかしいのがわかる。
こういうのを見て、人は「この人、あたまがおかしい」って思うんだろうな。

だが、知能が落ちているわけでも、過去に身についた経験が失われているわけでもない。
とくに精神医療に携わる若いスタッフは、そこんところわかっててほしいと思う。
本人の目の前で、その人の書類を勝手に改ざんしたら、健常者同様、尊厳が傷つくってことだよ。

プロフィール

由巳ゆみ.

Author:由巳ゆみ.

2000年うつ病、解離性障害と診断される。
2010年うつ病から躁うつ病と診断名が変わる。
現在は精神障害者として一人闘病生活を送っている。
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