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ハンバーグの日に考える。

hanbag

昨日はハンバーグを食べたかったので、牛豚ミンチを買ってきて、ご機嫌で食べた。
ネタをこねるのって、なんか楽しいな。
キャベツと人参を煮てマヨネーズを和えて、出来上がったハンバーグを食べ、ニュースを見ていたら、いまの生活ってなんの不自由もないなと思えてきた。
発症してから18年間、嵐のような闘病生活を経てきたことを思うと、いまは天国だよ。
ひとえに、気分安定薬ラミクタールという薬のおかげなんだよね。

でも自分から望んだことだけど、世の中から外れて一人カプセルに閉じこもり、時代はもう自分のものじゃないんだと感じながら生きていくことは、少し淋しい気もする。
こんなとき、思い出してしまうのは、高校・大学の同級生たちだ。
わたしが高校生から32歳になるまで、4回付き合っては別れたカレシは、どうしているかな。
浮気の常習犯だった彼は、それが原因で、家が破壊寸前となっていると聞いたが、やっぱり離婚の方向かな・・・。
こんな結末、最初から見えていたのに、なんで結婚なんかするかな。

彼が、3年前の同窓会のときに、「ゆみさんが男やったらよかったのに」と言っていたことを思い出した。
その真意は測りかねるが、お互い価値観がとても似通っていたので、親友としてならずっと付き合っていられたのに、ということだろうか。
そのときは深く聞かなかったけれど、なんか話したいことがあったのかな。
男は決して、女にお家騒動のことなんか話さないからなー。
しかしなんとなく、家という重いものを抱えた一人の男の、隠しきれぬ辛さみたいなものを感じるな。

まーしかしはっきり言えるのは、あちらは若いころからいままで、ずっと同じ時間軸にいて、わたしは途中からレールが替わって、べつの世界にいるということだ。
障害者の世界は、健常者には見えないかもしれないが、やっぱり世の中の隅っこである。
病気の話などは、健常者はいくら仲がよくても嫌がるから、わたしは自分の最大のアイデンティティを語ることができない。
つまり、昔のように活発に意見を交わすことは、すでに無理だと思えるんだよね。
言えないんだけど、そこは「わたしが男であっても、もう前と同じじゃないよ」って感じだな。

結局、前述カレシには、わたしは「健康があれば、なんでもできるよ」とわかりきったことを言ったんだけど、わたしにとってそれが最大ともいえる重みのある言葉だなんて、彼には当然わかっていなかったと思う。
向こうも当たり障りのないことしか言っていなかったから、お互い「こんなこと言ってもわからないか」という雑巾が胃の中に入っていたということかな。
つくづく、歳月って残酷だなと思うけど、その一方で、運命のいたずらが現われて、突然ハッピーになることもあるのかなと考えたりする。
由巳ゆみ.
Posted by由巳ゆみ.