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LIFE,LOVE&PAIN

双極性障害・解離性障害をもつ女性の日記。人生っていろいろあるよね。

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2017-10-07 (Sat)  10:23

末期ガンの父の存在感

convini

今朝、末期ガンの父が、母に付き添われて病院に行った。
彼は昨日から、液体も駄目で、飲むと吐きそうだという。

「食べられない・吐きそうになる・吐く」・・・。
わたしは、末期ガンの教科書通りだと思った。
これから、食べても食べても吐く、という状態になるんだろうか。

最近は、3度の食事も、母とわたしは二人で行っている。
二人だけの食事は、簡素だ。
いままでは、食いしん坊な父のために、母は多すぎるおかずをつくっていたのだが、いまは2品くらい。
昼食に至っては、近くにできたコンビニに「なんか適当に買ってこよう」と、母から言い出す始末である。

でも、コンビニで品を選ぶときの母は、なぜか楽しそうだ。
だいたいは、わたしと一緒にいるときは、嬉しそうにしている。
わたしが、病気のため暴れなくなったから、喜んでいるのかな。
そして、これから来る二人生活の、シミュレーションをしているのかな。

父は、話すのはふつうに話していて、不思議とそう弱っているふうにもみえない。
でも次第に、母とわたしとの間に、距離ができているように感じる。
生きる人と、死ぬ人の。
だんだんこの人は、べつべつのところに離れていくなと思う。

トコトコと、コンビニへ歩いて、ボーッとしながら考えた。
「父親はもう、違う世界に住んでいる。これから母と二人、これがふつうになっていくんだな・・・」
「昼食がなかったらコンビニへ行って、適当なものを買って、いいかげんな食生活。二人だったらこんなもんだよね・・・」

たぶん、わたしも母も、父がいなくなったあとの生活のイメージを持っている。
余命宣告がだいぶ前だったこともあると思う。
昨日、ふとわたしが、父の身体が透けているんじゃないかと思って、チラッと彼を見たが、当然そんなことはない。
でも、この存在感の薄さは、やっぱりもう去っていく人という感じがしてならないのだ。

最終更新日 : 2017-10-07

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