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LIFE,LOVE&PAIN

双極性障害・解離性障害をもつ女性の日記。人生っていろいろあるよね。

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2017-12-08 (Fri)  17:28

リビングウィル

tree_fuyu

朝から、精神科の診察に行く。
そしてH先生に、その後の父の様子を話した。

「(実家から)マンションに逃げたら、吐き気がなくなりました。父は、もう点滴を外しました」
「意識はないの?」
「あるかもしれません。呼びかけたら少し動きますし。動かれへんのって、しんどいですよね」
「うーん」
先生は、もちろん自分の患者のことではないので、あまり深く追求せず、「いまどき在宅看護は珍しいな」と言った。
「そうなんですか? でも、在宅介護ならではのルール違反をしてるんですよ。本人が欲するまま、氷水をいっぱい飲ませてあげたりとか」
「(ニヤリ)リビングウィルって知ってるでしょう。命が縮まるとわかっていてもね、うん」

そこは、やっぱり在宅看護にしてよかったと思うところなのだ。
病院だったら、氷水どころか水も飲ませてもらえるかさえ疑問だ。
喉が渇いているのに、水が飲めない地獄。
父は、氷水をとても美味しそうにゴクッゴクッと飲み、はぁーと一息ついて、闘病の合間のオアシスを感じていた。
それだけでも、わたしは「家でよかった」と思う。

いま、父は呼吸が荒くなったり止まったりしていて、目は少し開いているが、視線は一方向である。
看護師さんは、「もう、この状態だとしんどいとかないですよ。耳は聞こえてますから、言ってることはわかってるかもしれないですけどね」と言った。
わたしは、意思表示できない父が大変だろうと思い、看護師さんが帰ったあとで、「のんびり、のんびり」と声をかけておいた。
なんとなく、わたしは父は意識があって、パニクッているような気がしてならないのだ。
だから、「もう焦らないで。ゆっくりしなよ」と言いたいのだ。

母は、ちょっと動転していて、なにも考えられない様子だった。
昼すぎ、「そっちに行くから、ついでに夕食を買っていくよ」と電話したら、「なにもつくれないから、弁当でいい」と言い、だけど明日はどうするのよと思ったわたしが、パンとかそばとかを買って行ったら、案の定なにも食べるものがないのだった。
明日、いきなりお通夜とかになったらどうすんの・・・。
ここはちょっと、わたしがしっかりしないといけないのかもしれない。

それにしても、危篤になってからが、ほんとうに長いわ。
看護師さんは、「心臓が強いです」と言った。
元気だったころは、心房細動におびえ、しょっちゅう脈を測ったりしていたが、なんのことはない。
だが、あんまりこの状態が続くと疲れると思うので、そろそろ楽になるといいんだけどな、とわたしは父の頑張りを、ただ見守るだけでいる。


最終更新日 : 2017-12-31